本日、グループホームでは、捜索・不審者対応訓練を実施しました。グループホームは、認知症高齢者を対象とした「認知症対応型共同生活介護」を行う施設であり、全国の85歳以上の方の4人に1人が、認知症の症状があると言われています。認知症が進行すると「徘徊行動」に繋がる恐れもあり、この度、入居者の方が、行方不明になったという想定で、警察署への通報、捜索訓練を行いました。その方の特徴、服装、馴染みのある場所など正確に伝え、職員で捜索エリアを絞り、無事に早期発見することができました。
【捜索訓練の様子】
不審者対応訓練では、あってはいけないことですが、施設に不審者が侵入してきた際の対応の仕方を学びました。今回は、相手が刃物を所持していたため、「刺股」で相手の動きを封じ込める使い方のポイントを教えていただきました。女性職員の多いグループホームでは、110番通報後、いかに警察が到着するまで、時間稼ぎができるかが重要です。「刺股」は、身を守り、入居者様の命を守るための道具として『あじさい』では、全事業所に配備してあります。あってはならない緊急事態に、冷静に落ち着いて対応ができるよう、今後も警察署の方やALSOKの方々に協力していただきながら、入居者様に安心安全な生活を過ごしていただきたいと思います。
【不審者対応訓練の様子】
帰宅願望の強い方はまれにおられ、あってはなりませんが所在不明になられることもある話しです。
そういう入所者様の所在確認は常に行っています。
それでも外に気が付かないうちに出てしまわれた際はみんなで捜索をする訓練を行っています。
毎年行うので要領はどの職員も得ていますが、訓練であることがありがたいです。
不審者に関しても、さすまたをどの事業所にも設置してあります。思ったより長くて扱いが難しいと
私は感じていますが、これも使い方を学ぶことで生かされると思います。